Zenlogicでサーバ稼働(リソース利用)状況を確認する方法

Zenlogicでのサーバ稼働(リソース利用)状況を確認する方法です。

Zenlogicではサーバ稼働状況(リソース利用状況)をグラフや警告マークなんかで教えてくれる方法は残念ながら現在のところありません。

さくらインターネットで言うところの「リソース情報」にあたるものでしょうか。

▼さくらインターネットの「リソース情報」はこんな感じです。

ファーストサーバではこのようなグラフィカルな表示は出てきませんが・・・

■やり方
(1)下記からファイルをダウンロードし解凍、sar-info.phpをFTPで任意の場所へULします。
ダウンロード

(2)ULしたURLにアクセスすると下記の画面(ボタン)が開きます。

(3)3つのボタンの意味

■Load Average(ロードアベレージ)
今日の0時付近からのシステム全体の負荷状況を表す指標です。
「ldavg-1」・・・1分平均のCPU負荷率
「ldavg-5」・・・5分平均のCPU負荷率
「ldavg-15」・・・15分平均のCPU負荷率
数値1が1cpuになります。
契約のcpu数値が1cpuであれば、1を超えると負荷が超えた状態です。
数値1を超えた数値が「1分平均-5分平均-15分平均で常時続く」状態が続く場合はcpuを増やすコースへの移行を検討してください(というよりサーバが落ちてしまいます)
Load Average

■CPU使用率確認
今日の0時付近からのCPU使用率です
「%user」   ユーザーが使用したCPUの割合
「%system」  システムが使用したCPUの割合
「%user」と「%system」の値が「10.00」を超えると要注意です。
それぞれ常時「10.00」以上が続く場合は、CPU処理遅延もしくはメモリ不足の可能性があります。
CPU使用率確認

■スワップ(メモリ)使用率確認
スワップ(メモリ)とはメモリ記憶容量が一杯になるとHDD(またはSSD)にメモリを一時記憶(退避)させる状態のこと。メモリよりはるかに読み書きが遅いHDDか少し遅いSSDへの退避はあまり起こって欲しくない状況のことです。

pswpin/sはスワップ・イン/秒で1秒あたりにメモリからにHDD(またはSSD)読み込んだページ数
pswpout/sはスワップ・アウト/秒でHDD(またはSSD)から記憶を戻したページ数
になります。

「pswpin/s」「pswpout/s」の値を確認し、この数字は基本的には0.00であることが望ましい項目です。
それぞれ常時「0.00」より大きな値が続く場合メモリ不足の可能性があります。
「0.00」UPが多少ある場合は黄色信号、
「0.00」の常時UPが多いのは赤信号という感じでしょうか。
スワップ(メモリ)使用率確認

当日午前0時からのデータしか見られないのが欠点ですが、過去データを見るとなるとログから読み込む必要があるので大掛かりな改修になるのかしら。

サーバに自信があればリソース確認は不要、許容量が足りなければリソース確認画面が必要だ、という見方もあるになありますが。
さくら並みのグラフィカルなリソース状況確認画面が必要かどうか、どう思われますか。参考になれば幸いです。


更新日:2017/12/14